お腹の赤ちゃんへの影響は?妊娠中の薬の服用と漢方薬について

妊娠中でも薬の使用が必要になる時があります。
正しい知識を持てば心配ありません。
今回は妊娠中の薬の服用・使用についてまとめてみました。
Contents
妊娠中の時期による薬の影響
薬による胎児への影響は、使用時期によって差があります。
色々な胎児の体の基礎的な器官が作られる妊娠4~7週は絶対感受期と呼ばれ、その時期を含む妊娠4~11週が特に影響を受けやすいといわれています。
大まかに言えば本当の妊娠初期であり、場合によっては妊娠に気づかない時期でもあります。
妊娠に気づいていればもちろん薬の使用は避けることができます。
妊娠中でも医師の指示に従うこと
やむを得ず妊娠中でも薬の服用が必要になることがあります。
不安だからと言って薬の使用を中止したり、自己判断に頼ってはいけません。
不安であれば医師に相談し、納得した上で正しく使用しましょう。
妊娠週数別・薬の赤ちゃんへの影響
妊娠0~3週
まだ受精もしていない、または受精していたとしても気づかない時期です。
もし薬を使用し、影響があったとしても流産となるでしょう(生理予定日あたりに生理が来るということ)。
妊娠4~7週
胎児の脳や神経、心臓など大切な器官が形成される時期です。
薬の影響を最も受けやすく、注意が必要な時期です。
妊娠8~15週
この時期はもうほとんど基礎的な体の器官は形成されているのですが、まだ部分的な形成は続いています。
薬が影響を及ぼす可能性はないとは言えません。
妊娠16週から出産まで
形態形成に影響を受けることはほぼ無くなります。
ですが機能や発達に影響がある場合があるので、絶対大丈夫とは言い切れません。
漢方薬について
漢方薬は穏やかに作用するので安心というイメージがありますが、使用に関しては普通の薬と同じように考えましょう。
中には強めのものもありますので、どんな漢方薬でも使用する場合は医師に相談しましょう。
つわりの漢方薬
つわりに良いとされている漢方薬もありますが、妊娠初期は胎児にとって大切な時期なので使用は慎重にしましょう。
使用前に、産婦人科に相談するのがベストです。
風邪の漢方薬
産婦人科で処方されることもあります。ですが市販のものを自己判断で使用するのは避けたほうが無難です。
便秘の漢方薬
中には作用が強めのものも多く、子宮収縮につながることもあるため使用は注意が必要です。
産婦人科で処方してもらったものは心配ないでしょう。
塗り薬は?
塗り薬は部分的に使用するものなので、赤ちゃんに直接の影響はなく心配ありません。
ただし自己判断で市販のものを長く使用するよりは一度皮膚科を受診し、妊娠中であることを伝え状況に応じた薬を処方してもらったほうが安心です。
まとめ
いずれにしても、薬を使用するときは自己判断で使用しないようにしましょう。
不安な時は必ず医師や薬剤師に相談してください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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